光学ディスクの重要性が低下し、巷で売られているPCに読み取り用のドライブが標準搭載されなくなって久しくなりましたが、それでもCDの類を読み込みたくなる機会は度々訪れます。今ほどダウンロード販売が盛んではなかった頃に買ったソフトウェアのインストーラ、PCに付属のリカバリーディスク、昔ハマったアニメのBDなど、日常的に使う訳ではないけど一応読み込みの手段は残しておきたい光学ディスクも多いでしょう。
内蔵式のドライブをめっきり見なくなった今、光学ディスクの読み出し手段を確保しようと思えばUSB等で接続される外付けドライブに頼る事になると思うのですが、PCを複数持っている場合は接続を切り替えるのが面倒だし、この光学ドライブと言う奴は結構電力を食うせいで接続できるポートが限られるので困ったものです。適当なポートに外付けドライブを接続しておいて、ネットワークからアクセスできれば良いのにと思うのは自然な発想でしょう。
Windowsにはネットワーク経由でファイルを共有する機能が標準で備わっていますから、適当なマシンに外付けドライブの光学ドライブを接続し、ネットワークからアクセスできるようにするのは難しくありません。しかし、適当なWindowsマシンを常に起動しておくのも消費電力が気になるところですから、サーバーとして常時稼働する事を前提としたマシン、例えばNASなんかを使いたい気持ちになります。
本記事では、我が家で使っているSynology社のNAS、DS920+に接続した外付け光学ドライブをネットワークで共有し、ローカルネットワーク上の他のマシンから見られるようにした際の手順を紹介します。実機で検証はしていませんが、Synology Virtual Machine Managerをサポートしている同社のNASであれば同様の手段で光学ドライブを共有できるものと思われます。
続きを読む